猪が掘り尽くした竹林から絶品タケノコを探し出す方法。
まず青々とした若い竹を見つける。
その竹の周りの土を掻き出しながら
タケノコがある前提で傷つけぬよう丁寧に探す。
すると無闇やたらに探すより高確率で
美味しいタケノコを発見できるだろう。
とても労力が必要な作業ではあるが
猪に見つかっていないタケノコには
美味しい理由があるため苦にはならない。
幻のタケノコと呼ばれる白子筍。
これは地中から穂先が出ない状態を収穫する。
日光や空気に触れるとえぐみが増すためだ。
白子筍は他にも十分な管理が必要で
竹の選定や土の状態維持をしなければならないが
そのような管理なしでも
地中から出る前のタケノコは大概美味いのである。
猪の春の主食はタケノコといわれており
田舎の山は毎年掘り尽くされている。
一度試しに電柵を張って対策したところ
毎年5本見つけられれば十分だったタケノコは
捨てるほど多く取れたことがあった。
電柵は一度きりだったが
僕は春になるとそんな状態の山に出向いては
猪が掘り尽くした跡を必死に探していたため
自然に探し当てる方法を身につけていた。
それが若い竹の周辺を探すものであり
実際に竹は成長して5年以上過ぎると
竹の子を産まなくなるようだ。
タケノコを掘るツアーのようなものでも
良質なものを掘るための基準として
このような見つけ方をオススメしたい。