仕込みに3日!待つ甲斐ありの絶品トンポーローを猪肉でつくってみた。
八角による独特の香りと
3日間熟成された柔らかな赤身。
イノシシの特徴である固い脂は
煮込むほどに旨味が凝縮されていき
煮崩れすることなくほどよい弾力がある。
3日目の朝より夜のほうがウマイので
しっかりと熟成させる大切さを理解した。
例え豚肉で作ったとしても
初日で食べるのではなく我慢すべき。
カラシと濃い目のタレの相性は抜群だ。
。。
本来トンポーローは豚肉で作る料理だが、
今回は綺麗に処理された皮付きの猪肉を頂いたので
臭み消しにもなるだろうと思い調理してみた。
ばあちゃんから貰った猪肉。
この料理にはレシピが多数あり
本場の味にするには材料を集める手間が掛かる。
そこで、材料の買い足しがない
しるびー1987さんのレシピで作ることにした。
以下、様子。
脂の厚さで判断するに子ではないだろうか。
そうだとすると肉質の良さも頷ける。
血抜きを塩水で5回。
元々血抜きが丁寧にされているようで
ほとんど血が出なかった。
カット面が美しすぎる。
皮目から焼いていくのだが
肉だけでなく焼いた香りさえ臭くないので驚く。
こんがり焼けたら色々入れて煮て
ラップしたら翌日まで寝かす。
翌日、ラップを外し火を入れてカットする。
豚の角煮をつくった時より
鍋の表面に凝固した脂が極端に少ない。
イノシシってめっちゃヘルシーだ。
八角を入れて煮る。
このあたりから好き嫌いが分かれる。
煮詰めたら
またラップして翌日へ。
翌日の朝。
十分美味しいけど、脂身がちょっと固い。
あと、盛り付けが適当。
そして3日目の夜。
朝に比べて脂身が柔らかい。
ただ、角煮のようなとろける柔らかさではなく
弾力のある食感でコラーゲンの塊という感じ。
獣臭さは全くないので
そういう趣味の人には物足りないかも。
そしてこのトンポーロー、
豚肉で作っても絶対にウマイ。
皮付きの豚肉で是非お作り頂きたい。