栗よりウマイ!『しいの実』の超簡単な食べ方!
世界で一番好きな木の実『しいの実』
そこら中の公園で拾える
超初心者向けの野食である。
しいの実にはマテバとスダの二種類があり
上の画像はスダジイ。
特徴的な殻斗(かくと)に包まれている。
この実は野食の楽しさを知ったきっかけの食材。
小学生の頃に知らずに拾って持ち帰り
親父にドングリだよと見せると
「こ、これは!しいの実!どこにあった?」
と、食い気味どころか食ってたので驚いた。
生でも食べることができるので
縄文時代では貴重な食料だったらしい。
それから街中の公園を探索し
しいの実を集めて回り秋の恒例行事となった。
ところが、
この実は実の成りに偏りがあり、
一見大きくても中身はスカスカだったり
沢山拾っても1/3は実の成りが悪く捨てていて
なかなか良い実をつける木には出会えなかった。
探し続けて20年以上、
ついに実の成りが非常に良い一本の木を見つけた。
それが冒頭の木だ。
今年も沢山実らせてくれたので食べる。
しいの実をボールに入れて水を入れると
虫食いやスカスカなものは浮いてくる。
これだけあって少量しか浮いてこない。
とても優秀な木である。
早速、生でひとつ。
美しい乳白色。美味しい。
調理は簡単で、
フライパンに転がして弱めの中火にかけるだけ。
油は不要。
たまに蓋で抑えてくるくる混ぜる。
小さく跳ねる音が5回ほど聞こえたら
蓋を開けて(透明なら覗いて)
画像のように大半が割れていたら火を止める。
大きく跳ねる音がすると炙りすぎで
蓋を開けた時に実が爆ぜると危険な上に
固くなり美味しくなくなってしまうので注意。
火を強くしないことが大事。
あとは殻を剥きつつ食べていく。
栗よりウマイ。