季節を先取りしている店頭の食材から学ぶこと。
店頭の食材は実際の季節よりやや早い並びだ。
温室で栽培された野菜が季節食材と言えるのか。
それは少し置いておかなくてはならないが
その食材のおかげで実際の季節を先取り出来る。
春の七草は冬の真っ只中に食することもあり
『春』をイメージするには季節感がないため
これに関しては参考にならないが
菜の花は春の陳列の走りであり
店頭で見かけると春の意識が高まる。
春を意識すると山菜ももうすぐだと感じる。
実際の季節より早く店頭に並ぶことで
ひとときしかない自生の食材の旬を逃さず
季節の変化を探索することが出来る。
菜の花で思い出されるのは
自生の菜の花も食用に出来ると父が言うので
一度摘んだことがあったように記憶しているが
味はどうだったか覚えていない。
一度だけであったので不味かったのだろう。
実際に食べることは出来るようだが
自生の菜の花と食用とは品種が違うため
美味しくはないということだ。
これが本物の旬というもの。