緑と紫の奇妙な葉『金時草』のお味は?
金時草(きんじそう)は
裏表で色が大きく違う珍しい野菜だ。
※同じ葉
葉の部分は青臭さがなく食べやすいため
お浸しにしてゴマを振れば
さっぱりと食べることが出来る。
茹でるとヌメリが出るところは
同じ夏野菜のツルムラサキに似ているが
味の青臭さは金時草の方が控えめだろう。
ところでツルムラサキが店頭に並ぶと
夏が来たと思えるようになってきた。
初めて手に取ったのは3年前。
毎年食べるため季節の感覚が付いてきたようだ。
季節感が崩壊した店頭野菜の中でも
産直コーナーにはまだまだ季節感がある。
大手スーパーのこういう取り組みは大好きだ。
この金時草はツルムラサキに対して量が少ない。
お浸しにするには一袋で二人前程度なので
家族分を揃えるには少し高価な印象である。
1袋 ¥120(税込)
写真1人前は半量を使用。
お浸しを作るときに固い茎は捨てるとあったが
とりあえず何でも食べてみなければ分からない。
茎を3分ほど茹で
刻んで食べるとセリに近い味だった。
キク科なので春菊に近い味とも言えるが
人の味覚は共有できないところがあるため
決めつけはよくないと思う。
混ぜご飯うまい。
醤油、鰹節、金時草の茎。