一目でわかるバカ貝とハマグリの見分け方。バカ貝だってうまいのよ。
ツノがあるかどうか。
貝の上のほうに突起があればハマグリだ。
バカ貝は場所により大量に採れるのだが
アサリと同じように砂抜きしても全く砂が出ず
下処理が面倒なので敬遠される。
海に戻されているので大量に採れるのかも。
昨年のことだが
知識のなかった僕は大量収穫で喜んでいたところ
地元の方にそれは食えんと全部捨てられた。
(ハマグリとバカ貝を選別してくれた)
しかし剥き身にすると青柳と呼ばれ
寿司のネタに使われる高級食材になる。
大分県では『キヌ貝』として刺身用や
天日干しされた珍味として売られている。
潮干狩りを予定していたが大雨で中止となった日に
親父が大分土産として届けてくれた。
親父の説明では腹わたを適当に取ったら
生のままポン酢で食べるということだった。
とても不安である。
というのも彼は強靭な胃袋の持ち主で
家族全員が牡蠣に当たった時も平然としており
また幼い頃から食に貪欲で
クレヨンの白色はうまいと噂があれば食べる男だ。
当てにならないので「青柳 捌き方」で検索し
いつもお世話になっている
魚山人さんのサイトを参考に下処理をした。
食感が良く柔らかな甘みが酒に合う。
足もうまいが貝柱は弾力があり尚うまい。
寿司タレにつけても良いかもしれない。
この貝は腐敗が早いので
敢えて食べようと持ち帰るならば
ひとりあたり10個でも多いくらいである。
欲張ると腐らせてしまうか
下処理が行き届かず美味しく食べられない。
天然のものは楽しめる範囲で取ることが礼儀だ。