休日野食家やのけんブログ@福岡

よく食べる子供と珍食嫌いな妻のために試行錯誤してます

一目でわかるバカ貝とハマグリの見分け方。バカ貝だってうまいのよ。

ツノがあるかどうか。
貝の上のほうに突起があればハマグリだ。

バカ貝は場所により大量に採れるのだが
アサリと同じように砂抜きしても全く砂が出ず
下処理が面倒なので敬遠される。
海に戻されているので大量に採れるのかも。

昨年のことだが
知識のなかった僕は大量収穫で喜んでいたところ
地元の方にそれは食えんと全部捨てられた。
ハマグリとバカ貝を選別してくれた)

しかし剥き身にすると青柳と呼ばれ
寿司のネタに使われる高級食材になる。


大分県では『キヌ貝』として刺身用や
天日干しされた珍味として売られている。

潮干狩りを予定していたが大雨で中止となった日に
親父が大分土産として届けてくれた。

https://www.instagram.com/p/BS_J-yyjPxE/
腹ワタを取ったもの
このあと更に丁寧に処理した。


親父の説明では腹わたを適当に取ったら
生のままポン酢で食べるということだった。

とても不安である。

というのも彼は強靭な胃袋の持ち主で
家族全員が牡蠣に当たった時も平然としており
また幼い頃から食に貪欲で
クレヨンの白色はうまいと噂があれば食べる男だ。

当てにならないので「青柳 捌き方」で検索し
いつもお世話になっている
魚山人さんのサイトを参考に下処理をした。


食感が良く柔らかな甘みが酒に合う。
足もうまいが貝柱は弾力があり尚うまい。
寿司タレにつけても良いかもしれない。

この貝は腐敗が早いので
敢えて食べようと持ち帰るならば
ひとりあたり10個でも多いくらいである。

欲張ると腐らせてしまうか
下処理が行き届かず美味しく食べられない。

天然のものは楽しめる範囲で取ることが礼儀だ。